舞台オタはマイルで遠征する

Wicked観劇遠征のために陸マイラーになった舞台オタク。ウィキッドの映画をアメリカの公開初日に見たくて妄想中。

【バックステージツアーレポ 2】オペラ座の怪人静岡公演8月9日

オペラ座静岡8月9日 バクステレポ2(舞台裏見学)
前編の記事はこちら

diehexen.hatenablog.com

1回めのグループの見学時間が終了。2回めが呼ばれました。
私は9班でハンニバルの象があるところからのスタート。舞台裏4ヶ所、ステージ1ヶ所の計5ヶ所を回ります。画像の数字は9班の回った順です。
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1.ハンニバルの象、ハンニバルの小道具、支配人のオフィスの机(村田さん)
2.イルムートのベッド、パンフレット、椅子の上に小道具(ステージ、河村さん)
3.地下のオルガン、ドンファンリハーサルのピアノ、ドンファンのテーブルと長椅子、女性用衣装部屋、怪人のボート(飯泉さん?)
4.マスカレード階段1〜2段目、クリス楽屋、マスカレードクリスの仮面などの小道具(くまのみどうさん)
5.マスカレード階段3段目、階段の手すり(潮﨑さん)

ハンニバルの象

アンサンブルの村田さんとスタッフの女性が対応。
象の裏側はスタッフが2人入っている。スタッフ役の役者さんではなく本物のスタッフさん。中に半分くらいかじられたフランスパンと使い込まれたトランプが置いてある。オペラのリハーサルは長丁場なので中にいるスタッフはとても暇。パンを食べたりトランプをして時間を潰している。毎公演本当にトランプで遊んでいてどっちが勝ったか報告される。象は首が動く。裏側から棒を動かすけどかなり重い。実演してくれたスタッフさんは小柄な女性なのでかなり力がいると言っていた。ふつうの舞台なら見せないがあえて裏側を見せる演出。
支配人の机は小物がたくさん。手紙やメトロノームやカルロッタの気付け薬など。手紙は封筒はあったけど中身が入っていなくてスタッフさんが慌てていた。気付け薬はハンニバルでファントムが幕を落としたのに驚いて気を失ったカルロッタに使った。小さいガラス瓶。強いお酒などが入っていた設定。
足元にハンニバルの宝箱。大きくて重いが中身は空。宝石がはみ出しているような装飾。
「質問ありますか?なるべくハンニバルで」と村田さんが質問を募るがしばらく手が上がらなかった。
4分経ったので次へ移動。

イルムートのベッド

ステージ上に置かれたイルムートのシーンのベッド。カルロッタの河村さんがちょこんと座っている。
まず客席の方を向くように指示される。真正面からスポットライトに照らされるととても眩しい。意外と観客の顔は見えているそう。(静岡のオペラ座はとても客席が明るいです。もうちょっと暗くしてもいいくらい)
河村さんの地声が低くて驚いた。肌が綺麗!きめ細かい!うらやましい!喋り方もサバサバしていてカルロッタとイメージが違うけど目元がやっぱり河村カーラなんだなと思った。
「イルムートというシーンで使われるベッドですが何のシーンかわからない方いらっしゃいますか」と河村さん。手は上がらなかった。「たまにわからない方がいらっしゃるんですよ」(かわいい)
間近でみると奥行きがほとんどない。ベッドというかソファ。腰掛けたらクッションに当たりそう。横から見ると本当に薄くて驚いた。
イルムートのパンフレット。中には配役が書かれている。本来ならカルロッタ(とクリスティーヌ?)の名前だけが書かれるけどここでは伯爵夫人の周りの4人もある。パンフレットを見れる役になって初めて役の名前を知る。
ステージ脇の椅子に小道具が置いてあったけど時間がなくて見れなかった。
ベッドの裏はカーラの早着替えに使われる。支配人のオフィスの衣装からイルムートへ。スタッフさんに着替えを手伝ってもらう。狭いので影がベッドの外に出ないようにするのに気を使う。
時間が来たので移動。前の人が握手してたのでつられて手を出す。「好きです!」「ありがとうございます」河村さん手がひんやり。冷え性かな。もうちょっと別の言う事あっただろと思うけど出てこなかった。失礼しました。

ドンファンのテーブル

飯泉さんがいたはずなんだけど遠くて顔が見えてないのであやしい。
地下室でファントムが作曲しているオルガンとピアンジが音程を間違えるリハーサルシーンのピアノが並んでいた。
となりにドンファンのテーブル。椅子もあったはず。テーブルは料理がならんでいる。美女と野獣のバクステで見た小物より綺麗だけど投げられたりするから変えてるのかな。
左側に女性用衣装部屋。ドレスが並んでた。たぶん飯泉さんが説明してた。女性はこの中で着替えるそう。ほとんどの人が衣装を見ていて全然見えないので諦める。
ファントムのボート。クッションが中華風でかわいい。周囲にスタッフがいなかったので説明はなし。ここメインじゃないの?
お友達がオルガンの高さが横浜と違う気がすると言っていたので聞いてみた。「オルガンがほかの会場で見た時より低く感じる」同じものを使っているそうなので床の高さの問題かな。
「オープニングで上がる幕が少ない気がする」1枚少ないそうです。下手にいたスタッフさんにも質問したら、2幕が始まる前の休憩時間に1枚付け替えているとのことでした。指差していたのがベージュっぽいふりふりした幕だったのでおそらくマスカレードで下手側にある厚い幕。変えてるのは「第3幕のバレエ」の背景かな。静岡市民文化会館は奥行きが少ないので幕が全て設置できない。全部つけると干渉して持ってかれてしまう。2幕の支配人のオフィスで下手の幕が最初ゆらゆらしてるのはそのせい?

クリス楽屋とマスカレード階段1、2

熊埜御堂さん。クリスから花束を受け取って花瓶に生け替えたりする役。
クリスの楽屋から説明。かなり狭く2人立つのがやっと。机の上はお父さんの写真が飾られている。
マスカレードの階段は3分割できてこっちは下側。1段が狭くて踏み外しそう。踊れているのがすごい。階段の左右は人形。役者も最初人形のように踊って段々と人間らしくなる。
くまのみどうは本名だそうです。

マスカレード階段3

潮﨑さん。ゆっくりふんわりたくさん説明してくれたので質問タイムはなし。
階段と手すりと左側に地下室のキャンドル?
階段は踊っている間も下にスタッフがいて揺れないように支えている。階段の脇のキャンドルは最初回っている。潮﨑さんは出演するようになってしばらくしてから回っている事に気がついた。

時間が来たので終了。3回目のグループと交代で客席に戻りました。
観ているだけではわからないことがたくさん知れて楽しかったです!
前編にもどる。

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劇団四季公式の記事 www.shiki.jp

【バックステージツアーレポ】オペラ座の怪人静岡公演8月9日

オペラ座の怪人静岡公演2018/08/09昼
終演後にバックステージツアーのイベントがありました。
イベントは開演前か休憩時間に受付が必要です。その日のチケットを持っていれば誰でも無料で参加できます!抽選でなく全員参加可能なのでおすすめです。(四季のファンクラブ会員限定イベントもあります)

バックステージツアーとは

バックステージツアーでは普段は見れない舞台裏の見学ができます。通常はスタッフさんによる案内ですが、今回のイベントではムッシューレイエ役の深見正博さん・カルロッタ役の河村彩さん・アンサンブル飯泉佳一さん・熊埜御堂ゆかりさん・村田慶介さん・潮﨑亜耶さんがいらっしゃいました。
舞台裏見学は参加者が多かったため3回に分かれて行われました。待機中は舞台監督 岩本佳之さんと深見さんが客席からの質問に答えてくれました。

タイムスケジュール

16:10 終演 ロビーで待機
16:35 客席再入場
16:40 イベントスタート
17:25頃 イベント終了
とありましたが、イベントスタート時の案内では18:20頃終了予定に変更になっていました。静岡でイベントやるといつも参加者が多いです。今回はなんと総勢500名!(前回の美女と野獣リハーサル見学会では四季史上最高の600名がありました。)予定より長引いたため途中退場可能でした。
質問コーナーがオフステージトークイベントなどよりも長く取られたためファンには嬉しい誤算となりました。

再入場では受付でもらった座席番号に着席。全14班ありました。5班ずつ舞台裏を見学。客席で待機中の班には舞台監督の岩本佳之さんとムッシュー・レイエ役の深見正博さんが質問に答えていました。

私は2回目9班で参加。全体に向けて舞台監督より挨拶→質問コーナー→舞台裏見学→質問コーナー→出演者と監督より挨拶という流れでした。
質問だけで長くなったので舞台裏見学でのレポートは別記事にします。

観客からの質問

舞台裏見学中の分は含まれておりません。個人のメモなので間違いがあるかも知れませんがご了承ください。
セリフを噛むことはあるか
たまにあるよ。
地下の湖の舟はどうやって動いているのか
テレパシー。ファントムのエネルギーです。
メイクにかかる時間はどれくらいか
ファントムは特殊メイクなので1時間。
毎日同じ事をやっていて飽きないか
舞台は生きている。毎日客席とステージの空気は同じではないから飽きない。その日その日の体調でベストな演技をしている。
墓場で出る炎はどうやっているのか
ファントムの杖に仕込まれていてスイッチを押すと本物の炎がでる。クリスのマントに炎が飛んで焦げたことがある。
常設の四季劇場と地方公演は同じセットなのか
一部ツアー版だが基本は同じセットを使っている。静岡公演ではステージの床を15センチ上げて、上空を専用劇場と同じようにしている。ステージの周りにある巨大なアーチは同じもの。1幕ラストでファントムが隠れるエンジェル像は設置できない。
最後にファントムは消えてどこへ行くのか
(小さいお嬢さんからの質問)ひとりひとりの胸の中。見た人の頭の中にいる。(わかるかな?と聞かれるがまだ難しかったよう)
17年前はシアターインシアター方式で行うと宣伝していたが今回もそうなのか
そうだが17年前よりも改良されている。前回は会場の装置を全て取り払っていた、今回は静岡市民文化会館の反響板などを残しつつ四季のものを仕込んでいる。物量が減って仕込みの時間も少なくなる利点がある。今回は設営に26日かかっている。
(舞台監督の説明が専門用語連発で難しかったです。「シアターインシアター方式はキャナルシティ博多などのビルの中の劇場で奈落がない場合に使う。天井までの高さのトランスをたてる、工程の日数がかかる。」とおっしゃっていました。だれか解説してください)
ロングラン公演だが食事はみんなで取るのか
みんなで食事ってわけじゃない。2、3人でつるむ時もあるしひとりの時間を大切にしたい人はひとりで過ごす。(質問された方に「お店をやられてるんですか?」いえ遠征です)
衣装がたくさんあるけどどれくらいあるのか
全部で200着くらい。とても楽屋に入りきらないので廊下や舞台裏に置いてある。深見さんは8回着替える。オークショナー、レイエ、警官など。
色々な作品に出演しているが役の切り替えはうまくできるのか
作品も変われば気持ちも変わる。深見さんはライオンキングのプンバァからオペラ座レイエ。
生オーケストラでない理由は
オペラ座の怪人の演奏はフルオーケストラが必要だが予算がかかる。みなさんにリーズナブルな価格で見てほしい。生オケは奏者が代理になることがあるが、てきとうな演奏をされる事もあるので良い演奏を使ったカラオケの方がやりやすい。(横浜公演の頃ツイッターで「カラオケより生オケの方が安上がり」と書いてる人がいたけど真相はどうなんでしょう)
舞台監督をしていて楽しかったことや辛かったことは
毎日その曲の世界の中にいられるのが楽しい。辛いのは仕込みがハード。力仕事なこと。
オフマイクでいろいろ喋っているのはアドリブか
台本には書いていない。個々が考えてやっている。飛び出さないように注意している。
地下のシーンでクリスの人形が飛び出すのはどうなっているのか
バレリーナが交代で演じている。飛び出した後は同じポーズを保たなければならないのでたいへん。
(人形だと思っていたんですが役者さんが演じられてたんですね!)
カルロッタの声がカエルになるのは
録音ではなく毎回生でやっている。(客席からステージの河村さんに向かって「あや、あや」と呼びかけるがなかなか気づかれない。河村さんは握手会状態。ステージに近いスタッフさんに呼ばれて「よんだかい?」)カエルの鳴き声をやってくれました。
Think of Meの後に深見レイエがクリスと打ち合わせをした後、舞台袖に捌ける途中に一度振り返るが何も言わないのはどうして
代役でこんなに出来るとは思わなかった。明日の舞台に向けて打ち合わせをして、もう少しダメ出しをしようかと思って振り返るがが今日の出来ならいいかなと思う。クリスに「良かったよ」という気持ちだけ残して笑顔で帰る。クリス役者によって反応が違う。「(今日のクリス役の)苫田くんのときは微笑んで喜ぶ。ありがとうと言う役者もいる」(苫田くんと呼んでいるんですね!新鮮!)
舞台裏に女性用の着替え部屋があったが男性もあるのか
男性はそのへんで着替えている。滑りやすいスパッツがあると着替えるのに楽なので若い人にすすめている。
ファントムが最後に消える仕組みは
(今度は大人の女性から質問)本当に消えている。
ファントムのマイクはどこについているのか
左耳の上に2つ付けている。汗の量がすごいので1つダメになっても切り替えできるようにしている。
湖のシーンでラウルは飛び降りているのか
本当に飛び降りてる。高さがあるので怖いみたい。
アラジンは静岡でもできるか
装置が多いのでできない。ライオンキングなら福岡でもやったのでできる。(ということはリトルマーメイドもできそうですね。札幌のウィキッド バクステで静岡でもやってくださいと言ったら「ドラゴンが動かないバージョンも検討」って言ったの覚えてますんで四季さんよろしくお願いします。待ってます)
ドンファンでピアンジが「ローマ」を「ローム」と訂正されるが、歌い直しで1度目はロームだが2度目はローマなのに止めないのはなぜ
ん?と思っているけど芝居を止めてしまうのであえて止めない。


1時間弱あったので後半で挙手した人はほぼ全員聞けるできる状態でした。6時になると途中退場される方が増え、半分ほど空席になりました。静岡県民にしては遅くまで残った方だと思います。WSS富士公演のカーテンコール1回で終了するような夜が早い田舎なので、残られたのは遠征組かもしれません。
終わりに出演者と舞台監督さんが一言ずつ挨拶。深見さんと舞台監督さんは「まだ来てないお友達を連れて2度3度といらしてください」とおっしゃっていました。そこまで売れ行き悪くないと思っていたのですが9月が土日でもかなり空席があるようです。イベントも多めに設定してあるのを考えると先行き不安になりました。関東の方はキャッツが開幕して忙しいとは思いますが地方公演にも足を伸ばしていただけると嬉しいです!

2へ続く!

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【3】岩城クリスに辛口感想。りょーたラウルまじイケメン。オペラ座の怪人静岡公演感想8月4日

オペラ座の怪人2018/8/4昼公演 静岡公演3週目 オペラ座の怪人静岡公演2018年8月4日マチネキャスト
キャストは初日から変化なし。
1階S席はほぼ満席。後方A席は半分くらい空席。2階席は下から見る限りは埋まっていました。静岡の2階席は高さがあるので今から買う人には1階席をオススメしているのですが、かなり端しか空席がないので悩みどころ。1階21列以降1〜12、49〜60番しかないなら2階がいいと思います。空席情報は劇団四季公式サイトでリアルタイムで確認できます。
www.shiki.jp

劇団四季オペラ座の怪人静岡公演13回

私の感想が辛口すぎるので先に同僚Bちゃんの感想から!!旦那さんを連れて来てくれました!

今年初めて劇団四季を見た同僚の感想

オペラ座の怪人の映画をみてから劇団四季の舞台にいどみましたが、生歌、演技、舞台、衣装にただただ圧倒されました。映画をみていて、ここはどうゆう風に表現するのだろう?と思っていた所が見事に舞台の上に繰り広げられていて、すぐに世界観にひきこまれました。
クリスティーヌが役をおりてしまったカルロッタの代わりに抜擢された場面では初めは不安そうに歌いながらも、本番の舞台では見事に歌い上げ、その歌声、声量に感動しました。カルロッタのキンキンな歌声の後に聞くクリスティーヌの歌声はとても穏やかで優しく、歌い終わったときに自然と拍手していました。クリスティーヌは可愛いらしい少女でありながら、自分の意思をもっていて、あまり怪人に揺さぶられない印象でした笑
怪人はやはり怪人で、クリスティーヌへの執着、狂気的な愛がこわいなぁと映画をみたときは思いました。けど、自分が育ててきた愛してやまないクリスティーヌがラウルといることを選んだとき嫉妬、恨み、怒りを感じながらも最後までクリスティーヌからの愛を求め続けた怪人に切ない気持ちになりました。

「劇団四季のオペラ座の怪人はすごいらしい」
は本当にすごくて、あっという間の2時間40分でした!

素晴らしい感想をありがとうございました!

佐野ファントム

佐野さんは全く悪くなかったのですが、岩城クリスが主役のような振る舞いをするのでファントムが目立たなかったです。主役は「オペラ座の怪人」なんだけどなあ。


岩城クリス

辛口感想注意!

全体的に気が強かったです。
怖がるわりにラウルいなくてもファントムに勝てそう。ラウルが「嫌なら嫌でいいよ」と言った直後に手のひら返して捕まえるから囮になってくれと言い出すのも納得。ここまでくると何故ファントムを怖がるのかよくわからない。パパに会いたいと思いにふけるような所がないので、「墓場にて」が困った時の神頼みのように見えました。
「でももう寂しさに耐え」で決意が強すぎてやり過ぎ感が否めないです。それまで迷いがなく、夢見がちな様子もないので「地獄の歌声が響く」って言われたら「この子頭が変よ」と言いたくもなる。全編を通して演技が繋がっていなかった印象でした。
初日が一番出来が良かったかなぁ。喉の調子が悪くなり焦ってこなすのがいっぱいいっぱい。周りを見る余裕がない感じでした。と言ってもロングランでこれだけ歌えるのは素晴らしいです。ただ演技は苫田さんのコピー(ポイントオブノーリターンは紗衣ちゃん)かなと思います。「声は素晴らしい だけどまだまだ道は遠いぞ」という歌詞がぴったりでした。
Think of Meが終わってファントムの「ブーラバ」と声が聞こえてくると目をキラキラ輝かせてる。「なんて素晴らしいあなた感激したわ」でもニコニコ。意識ははっきりしてる。湖を舟で渡るところは遊園地に来た子供のよう。全てが目新しくてきょろきょろしそうな表情でした。せめてデートのドキドキみたいな顔とかできませんか…。ファントムの声でパパと死別したときの精神年齢に戻ってしまうって演技なのかな。
ラストもお姫様は王子様と悪者を倒して街に平和が戻りました。2人は幸せに暮らしましためでたしめでたし。みたいなことになってて頭抱えました。初めて舞台を見た同僚Aちゃん(今日の感想書いているのとは別の子)がハッピーエンドだと思ってて説明に苦労してます。映画は一般的な受け取り方をしてたからその子の感性がズレてるわけではなさそうなのでつらいです。何度も書くけど主役はファントムだから!

りょーたラウル

今日ずいぶん声が優しくない!!!??クリスだけでなくカルロッタや支配人たちにも優しくてドキドキしました!!かっこいい!控えめに言って結婚したい!!!
オペラ座はファントム寄りで見てきたし佐野ファントムも好きなのでまさかここにきてラウルを目で追うことになるとは想定外でした。
岩城クリスと組むと年上の包容力ある彼氏的ラウルになるんだなと思ってたんですがこの日は違った。余裕のない岩城さんを導いてるようでした。表現力が無さすぎて違いが伝わらないんですけど、舞台が破綻しないように務めてると言えばいいのかな。恋愛色は薄め。暗闇を駆けるクリスを静かに道を照らしてくれる月光のようでした。初日の手を取り合って半歩前を歩いてくれる感じもいいけどおだやかに隣で支えてくれる今日のラウルもよかったです。
(ちなみにドキドキしたのはこの日だけでした笑。このあと苫ちゃんクリスだったからラウルを目で追う余裕が全くなし)

感想毎週更新中。 diehexen.hatenablog.com

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オペラ座 新静岡セノバコラボ展示

新静岡セノバで劇団四季オペラ座の怪人静岡公演とのコラボを開催中です。
5階レストランフロアには衣装、小道具、舞台写真の展示がありました。

オペラ座の怪人スペシャルコラボ|新静岡セノバ

新静岡セノバ劇団四季オペラ座の怪人コラボブース全体像
オペラ座の怪人衣装展示
衣装の展示はマスカレードのファントム、クリス、ラウルの3着。
ファントム衣装マスカレード
クリスティーヌ衣装マスカレード
ラウル衣装マスカレード
舞台写真 1幕 地下の迷路
写真は地下室のファントム、Think of meのクリス、オペラハウスの屋上、マスカレードのラウルとクリスなどが展示されていました。ライトの写り込みが激しいです。
小道具展示 手紙 パンフレット
小道具はオペラ座の怪人からの手紙、イルムートのパンフレット、(ラウルがあげたのを奪って)ファントムがクリスに贈った指輪、仮面などがありました。
新静岡セノバ1階ポスター
セノバでは1階入口からオペラ座ムードでした。飲食店ではコラボコラボメニューがありました!前回の美女と野獣のときはなかったので嬉しいです。

おまけ

3月31日静岡まつりの駿府城での展示

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【2】同僚を連れて行く オペラ座の怪人静岡公演感想7月29日

オペラ座の怪人2018/7/29昼 静岡公演2週目 キャストは1週目と変わらず。 2018年7月29日オペラ座静岡公演

満席に近かったです。滑り出しは好調ですね!

劇団四季オペラ座の怪人静岡8回目

佐野ファントム

これだよこれ!私が見たかった佐野さんでした!初日の芝さんみたいな暑苦しさが消えてすっきり。所々熱っぽい歌い方でしたが1年前の横浜公演に近い印象でした。喉の調子も良さそうでよかった。
1幕の仮面を剥がされて怒鳴るシーンが美女と野獣のビーストと重なりました。この姿で生きる苦悩、悲しみ、怯えを今までで一番強く感じました。見てて辛いです。音楽の天使として見ていたクリスが「悲しみに満ち溢れて 憧れを宿していた」と思うのも納得です。
でもこんなに歌詞やセリフ通りの演技をしてたかなあ。ビーストで苫田さんとの組み合わせだと、美女と野獣をここまで掘り下げられるか!と感動したんですけど、ずいぶんわかりやすい感情表現をするなと思ってしまいました。

岩城クリス

りょーたラウルとの声質がばっちり合っててたいへんすばらしいです。 地下に連れてこられたクリスが高音で歌うところって最高音までちゃんと歌ってたんですね。先週より余裕がない感じ。声量もファントムに負け気味。この公演乗り切れば休みだからがんばって!と応援しながら聞いてました。
屋上のクリスの恐怖を強く感じました。All I Ask of Youは初日の方がラブソングしてました。やはりファントムとの恋愛要素はなし。父とも重ねない。あくまで「音楽の天使」だと思ってる。
The Point of No Return「わたし焼き尽くす」で入れ替わりに気付いて動揺してた。役者さんによって気づくタイミングが変わりますが岩城クリスはとてもわかりやすいですね。
要素を加えてくのは上手だけど引き算した演技ができないタイプかな?

鈴木りょーたラウル

りょーたの演じる役の中ではラウルが一番好きです。
いつ見ても安定してるのでとても安心して見れる。マスカレードの肩リフトも何度見ても良い。クリスのピンクのドレスはひときわ目を惹くのでふわっと高さが出る動きが強調されますね。 なんとなくセリフの声が低めでしたが2幕は耳が慣れたのかわからないけど気になりませんでした。

一緒に行った同僚に感想を聞いてみた

一緒に行った同僚にブログ用の感想お願いしたら絵文字多用してくれたのでツイッターで代理投稿して再現してみました。

楽しんでもらえて誘った甲斐がありました!
ラウルよりファントムよりで見ちゃうのわかる。「醜く歪んだ顔っていうけどイケメンだからぜんぜんイケるわ」という発言は同意しかない。

終演後

終演後に隣の方に話しかけられました。「17年前に見たときと印象が違うところがあるんですが何か変わってますか?」17年前の記憶があるのがすごい。「去年の横浜公演から新演出になりましたよ」墓場にてはファントムとクリスが2人で歌っていましたが新演出でラウルが加わり3人になっていたり、ほかにもコーラスが増えたりと色々変わっています。どのへんに違和感があったのか聞いておけばよかった。

新演出だとクリスとファントムが2人で歌っていたところにコーラスが入るようになって、入り込めない2人の世界みたいな感じが弱まったように感じます。岩城クリスが地に足つけて生きてるポジティブので余計にそう思うのかな。

明日は3回目です!今度はメイン3人以外の感想も書きたいです。
新静岡セノバでのオペラ座コラボブースについては次の記事で。

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