舞台オタはマイルで遠征する

Wicked観劇遠征のために陸マイラーになった舞台オタク。ウィキッドの映画をアメリカの公開初日に見たくて妄想中。

【バックステージツアーレポ】オペラ座の怪人静岡公演8月9日

オペラ座の怪人静岡公演2018/08/09昼
終演後にバックステージツアーのイベントがありました。
イベントは開演前か休憩時間に受付が必要です。その日のチケットを持っていれば誰でも無料で参加できます!抽選でなく全員参加可能なのでおすすめです。(四季のファンクラブ会員限定イベントもあります)

バックステージツアーとは

バックステージツアーでは普段は見れない舞台裏の見学ができます。通常はスタッフさんによる案内ですが、今回のイベントではムッシューレイエ役の深見正博さん・カルロッタ役の河村彩さん・アンサンブル飯泉佳一さん・熊埜御堂ゆかりさん・村田慶介さん・潮﨑亜耶さんがいらっしゃいました。
舞台裏見学は参加者が多かったため3回に分かれて行われました。待機中は舞台監督 岩本佳之さんと深見さんが客席からの質問に答えてくれました。

タイムスケジュール

16:10 終演 ロビーで待機
16:35 客席再入場
16:40 イベントスタート
17:25頃 イベント終了
とありましたが、イベントスタート時の案内では18:20頃終了予定に変更になっていました。静岡でイベントやるといつも参加者が多いです。今回はなんと総勢500名!(前回の美女と野獣リハーサル見学会では四季史上最高の600名がありました。)予定より長引いたため途中退場可能でした。
質問コーナーがオフステージトークイベントなどよりも長く取られたためファンには嬉しい誤算となりました。

再入場では受付でもらった座席番号に着席。全14班ありました。5班ずつ舞台裏を見学。客席で待機中の班には舞台監督の岩本佳之さんとムッシュー・レイエ役の深見正博さんが質問に答えていました。

私は2回目9班で参加。全体に向けて舞台監督より挨拶→質問コーナー→舞台裏見学→質問コーナー→出演者と監督より挨拶という流れでした。
質問だけで長くなったので舞台裏見学でのレポートは別記事にします。

観客からの質問

舞台裏見学中の分は含まれておりません。個人のメモなので間違いがあるかも知れませんがご了承ください。
セリフを噛むことはあるか
たまにあるよ。
地下の湖の舟はどうやって動いているのか
テレパシー。ファントムのエネルギーです。
メイクにかかる時間はどれくらいか
ファントムは特殊メイクなので1時間。
毎日同じ事をやっていて飽きないか
舞台は生きている。毎日客席とステージの空気は同じではないから飽きない。その日その日の体調でベストな演技をしている。
墓場で出る炎はどうやっているのか
ファントムの杖に仕込まれていてスイッチを押すと本物の炎がでる。クリスのマントに炎が飛んで焦げたことがある。
常設の四季劇場と地方公演は同じセットなのか
一部ツアー版だが基本は同じセットを使っている。静岡公演ではステージの床を15センチ上げて、上空を専用劇場と同じようにしている。ステージの周りにある巨大なアーチは同じもの。1幕ラストでファントムが隠れるエンジェル像は設置できない。
最後にファントムは消えてどこへ行くのか
(小さいお嬢さんからの質問)ひとりひとりの胸の中。見た人の頭の中にいる。(わかるかな?と聞かれるがまだ難しかったよう)
17年前はシアターインシアター方式で行うと宣伝していたが今回もそうなのか
そうだが17年前よりも改良されている。前回は会場の装置を全て取り払っていた、今回は静岡市民文化会館の反響板などを残しつつ四季のものを仕込んでいる。物量が減って仕込みの時間も少なくなる利点がある。今回は設営に26日かかっている。
(舞台監督の説明が専門用語連発で難しかったです。「シアターインシアター方式はキャナルシティ博多などのビルの中の劇場で奈落がない場合に使う。天井までの高さのトランスをたてる、工程の日数がかかる。」とおっしゃっていました。だれか解説してください)
ロングラン公演だが食事はみんなで取るのか
みんなで食事ってわけじゃない。2、3人でつるむ時もあるしひとりの時間を大切にしたい人はひとりで過ごす。(質問された方に「お店をやられてるんですか?」いえ遠征です)
衣装がたくさんあるけどどれくらいあるのか
全部で200着くらい。とても楽屋に入りきらないので廊下や舞台裏に置いてある。深見さんは8回着替える。オークショナー、レイエ、警官など。
色々な作品に出演しているが役の切り替えはうまくできるのか
作品も変われば気持ちも変わる。深見さんはライオンキングのプンバァからオペラ座レイエ。
生オーケストラでない理由は
オペラ座の怪人の演奏はフルオーケストラが必要だが予算がかかる。みなさんにリーズナブルな価格で見てほしい。生オケは奏者が代理になることがあるが、てきとうな演奏をされる事もあるので良い演奏を使ったカラオケの方がやりやすい。(横浜公演の頃ツイッターで「カラオケより生オケの方が安上がり」と書いてる人がいたけど真相はどうなんでしょう)
舞台監督をしていて楽しかったことや辛かったことは
毎日その曲の世界の中にいられるのが楽しい。辛いのは仕込みがハード。力仕事なこと。
オフマイクでいろいろ喋っているのはアドリブか
台本には書いていない。個々が考えてやっている。飛び出さないように注意している。
地下のシーンでクリスの人形が飛び出すのはどうなっているのか
バレリーナが交代で演じている。飛び出した後は同じポーズを保たなければならないのでたいへん。
(人形だと思っていたんですが役者さんが演じられてたんですね!)
カルロッタの声がカエルになるのは
録音ではなく毎回生でやっている。(客席からステージの河村さんに向かって「あや、あや」と呼びかけるがなかなか気づかれない。河村さんは握手会状態。ステージに近いスタッフさんに呼ばれて「よんだかい?」)カエルの鳴き声をやってくれました。
Think of Meの後に深見レイエがクリスと打ち合わせをした後、舞台袖に捌ける途中に一度振り返るが何も言わないのはどうして
代役でこんなに出来るとは思わなかった。明日の舞台に向けて打ち合わせをして、もう少しダメ出しをしようかと思って振り返るがが今日の出来ならいいかなと思う。クリスに「良かったよ」という気持ちだけ残して笑顔で帰る。クリス役者によって反応が違う。「(今日のクリス役の)苫田くんのときは微笑んで喜ぶ。ありがとうと言う役者もいる」(苫田くんと呼んでいるんですね!新鮮!)
舞台裏に女性用の着替え部屋があったが男性もあるのか
男性はそのへんで着替えている。滑りやすいスパッツがあると着替えるのに楽なので若い人にすすめている。
ファントムが最後に消える仕組みは
(今度は大人の女性から質問)本当に消えている。
ファントムのマイクはどこについているのか
左耳の上に2つ付けている。汗の量がすごいので1つダメになっても切り替えできるようにしている。
湖のシーンでラウルは飛び降りているのか
本当に飛び降りてる。高さがあるので怖いみたい。
アラジンは静岡でもできるか
装置が多いのでできない。ライオンキングなら福岡でもやったのでできる。(ということはリトルマーメイドもできそうですね。札幌のウィキッド バクステで静岡でもやってくださいと言ったら「ドラゴンが動かないバージョンも検討」って言ったの覚えてますんで四季さんよろしくお願いします。待ってます)
ドンファンでピアンジが「ローマ」を「ローム」と訂正されるが、歌い直しで1度目はロームだが2度目はローマなのに止めないのはなぜ
ん?と思っているけど芝居を止めてしまうのであえて止めない。


1時間弱あったので後半で挙手した人はほぼ全員聞けるできる状態でした。6時になると途中退場される方が増え、半分ほど空席になりました。静岡県民にしては遅くまで残った方だと思います。WSS富士公演のカーテンコール1回で終了するような夜が早い田舎なので、残られたのは遠征組かもしれません。
終わりに出演者と舞台監督さんが一言ずつ挨拶。深見さんと舞台監督さんは「まだ来てないお友達を連れて2度3度といらしてください」とおっしゃっていました。そこまで売れ行き悪くないと思っていたのですが9月が土日でもかなり空席があるようです。イベントも多めに設定してあるのを考えると先行き不安になりました。関東の方はキャッツが開幕して忙しいとは思いますが地方公演にも足を伸ばしていただけると嬉しいです!

2へ続く!

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【3】岩城クリスに辛口感想。りょーたラウルまじイケメン。オペラ座の怪人静岡公演感想8月4日

オペラ座の怪人2018/8/4昼公演 静岡公演3週目 オペラ座の怪人静岡公演2018年8月4日マチネキャスト
キャストは初日から変化なし。
1階S席はほぼ満席。後方A席は半分くらい空席。2階席は下から見る限りは埋まっていました。静岡の2階席は高さがあるので今から買う人には1階席をオススメしているのですが、かなり端しか空席がないので悩みどころ。1階21列以降1〜12、49〜60番しかないなら2階がいいと思います。空席情報は劇団四季公式サイトでリアルタイムで確認できます。
www.shiki.jp

劇団四季オペラ座の怪人静岡公演13回

私の感想が辛口すぎるので先に同僚Bちゃんの感想から!!旦那さんを連れて来てくれました!

今年初めて劇団四季を見た同僚の感想

オペラ座の怪人の映画をみてから劇団四季の舞台にいどみましたが、生歌、演技、舞台、衣装にただただ圧倒されました。映画をみていて、ここはどうゆう風に表現するのだろう?と思っていた所が見事に舞台の上に繰り広げられていて、すぐに世界観にひきこまれました。
クリスティーヌが役をおりてしまったカルロッタの代わりに抜擢された場面では初めは不安そうに歌いながらも、本番の舞台では見事に歌い上げ、その歌声、声量に感動しました。カルロッタのキンキンな歌声の後に聞くクリスティーヌの歌声はとても穏やかで優しく、歌い終わったときに自然と拍手していました。クリスティーヌは可愛いらしい少女でありながら、自分の意思をもっていて、あまり怪人に揺さぶられない印象でした笑
怪人はやはり怪人で、クリスティーヌへの執着、狂気的な愛がこわいなぁと映画をみたときは思いました。けど、自分が育ててきた愛してやまないクリスティーヌがラウルといることを選んだとき嫉妬、恨み、怒りを感じながらも最後までクリスティーヌからの愛を求め続けた怪人に切ない気持ちになりました。

「劇団四季のオペラ座の怪人はすごいらしい」
は本当にすごくて、あっという間の2時間40分でした!

素晴らしい感想をありがとうございました!

佐野ファントム

佐野さんは全く悪くなかったのですが、岩城クリスが主役のような振る舞いをするのでファントムが目立たなかったです。主役は「オペラ座の怪人」なんだけどなあ。


岩城クリス

辛口感想注意!

全体的に気が強かったです。
怖がるわりにラウルいなくてもファントムに勝てそう。ラウルが「嫌なら嫌でいいよ」と言った直後に手のひら返して捕まえるから囮になってくれと言い出すのも納得。ここまでくると何故ファントムを怖がるのかよくわからない。パパに会いたいと思いにふけるような所がないので、「墓場にて」が困った時の神頼みのように見えました。
「でももう寂しさに耐え」で決意が強すぎてやり過ぎ感が否めないです。それまで迷いがなく、夢見がちな様子もないので「地獄の歌声が響く」って言われたら「この子頭が変よ」と言いたくもなる。全編を通して演技が繋がっていなかった印象でした。
初日が一番出来が良かったかなぁ。喉の調子が悪くなり焦ってこなすのがいっぱいいっぱい。周りを見る余裕がない感じでした。と言ってもロングランでこれだけ歌えるのは素晴らしいです。ただ演技は苫田さんのコピー(ポイントオブノーリターンは紗衣ちゃん)かなと思います。「声は素晴らしい だけどまだまだ道は遠いぞ」という歌詞がぴったりでした。
Think of Meが終わってファントムの「ブーラバ」と声が聞こえてくると目をキラキラ輝かせてる。「なんて素晴らしいあなた感激したわ」でもニコニコ。意識ははっきりしてる。湖を舟で渡るところは遊園地に来た子供のよう。全てが目新しくてきょろきょろしそうな表情でした。せめてデートのドキドキみたいな顔とかできませんか…。ファントムの声でパパと死別したときの精神年齢に戻ってしまうって演技なのかな。
ラストもお姫様は王子様と悪者を倒して街に平和が戻りました。2人は幸せに暮らしましためでたしめでたし。みたいなことになってて頭抱えました。初めて舞台を見た同僚Aちゃん(今日の感想書いているのとは別の子)がハッピーエンドだと思ってて説明に苦労してます。映画は一般的な受け取り方をしてたからその子の感性がズレてるわけではなさそうなのでつらいです。何度も書くけど主役はファントムだから!

りょーたラウル

今日ずいぶん声が優しくない!!!??クリスだけでなくカルロッタや支配人たちにも優しくてドキドキしました!!かっこいい!控えめに言って結婚したい!!!
オペラ座はファントム寄りで見てきたし佐野ファントムも好きなのでまさかここにきてラウルを目で追うことになるとは想定外でした。
岩城クリスと組むと年上の包容力ある彼氏的ラウルになるんだなと思ってたんですがこの日は違った。余裕のない岩城さんを導いてるようでした。表現力が無さすぎて違いが伝わらないんですけど、舞台が破綻しないように務めてると言えばいいのかな。恋愛色は薄め。暗闇を駆けるクリスを静かに道を照らしてくれる月光のようでした。初日の手を取り合って半歩前を歩いてくれる感じもいいけどおだやかに隣で支えてくれる今日のラウルもよかったです。
(ちなみにドキドキしたのはこの日だけでした笑。このあと苫ちゃんクリスだったからラウルを目で追う余裕が全くなし)

感想毎週更新中。 diehexen.hatenablog.com

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オペラ座 新静岡セノバコラボ展示

新静岡セノバで劇団四季オペラ座の怪人静岡公演とのコラボを開催中です。
5階レストランフロアには衣装、小道具、舞台写真の展示がありました。

オペラ座の怪人スペシャルコラボ|新静岡セノバ

新静岡セノバ劇団四季オペラ座の怪人コラボブース全体像
オペラ座の怪人衣装展示
衣装の展示はマスカレードのファントム、クリス、ラウルの3着。
ファントム衣装マスカレード
クリスティーヌ衣装マスカレード
ラウル衣装マスカレード
舞台写真 1幕 地下の迷路
写真は地下室のファントム、Think of meのクリス、オペラハウスの屋上、マスカレードのラウルとクリスなどが展示されていました。ライトの写り込みが激しいです。
小道具展示 手紙 パンフレット
小道具はオペラ座の怪人からの手紙、イルムートのパンフレット、(ラウルがあげたのを奪って)ファントムがクリスに贈った指輪、仮面などがありました。
新静岡セノバ1階ポスター
セノバでは1階入口からオペラ座ムードでした。飲食店ではコラボコラボメニューがありました!前回の美女と野獣のときはなかったので嬉しいです。

おまけ

3月31日静岡まつりの駿府城での展示

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【2】同僚を連れて行く オペラ座の怪人静岡公演感想7月29日

オペラ座の怪人2018/7/29昼 静岡公演2週目 キャストは1週目と変わらず。 2018年7月29日オペラ座静岡公演

満席に近かったです。滑り出しは好調ですね!

劇団四季オペラ座の怪人静岡8回目

佐野ファントム

これだよこれ!私が見たかった佐野さんでした!初日の芝さんみたいな暑苦しさが消えてすっきり。所々熱っぽい歌い方でしたが1年前の横浜公演に近い印象でした。喉の調子も良さそうでよかった。
1幕の仮面を剥がされて怒鳴るシーンが美女と野獣のビーストと重なりました。この姿で生きる苦悩、悲しみ、怯えを今までで一番強く感じました。見てて辛いです。音楽の天使として見ていたクリスが「悲しみに満ち溢れて 憧れを宿していた」と思うのも納得です。
でもこんなに歌詞やセリフ通りの演技をしてたかなあ。ビーストで苫田さんとの組み合わせだと、美女と野獣をここまで掘り下げられるか!と感動したんですけど、ずいぶんわかりやすい感情表現をするなと思ってしまいました。

岩城クリス

りょーたラウルとの声質がばっちり合っててたいへんすばらしいです。 地下に連れてこられたクリスが高音で歌うところって最高音までちゃんと歌ってたんですね。先週より余裕がない感じ。声量もファントムに負け気味。この公演乗り切れば休みだからがんばって!と応援しながら聞いてました。
屋上のクリスの恐怖を強く感じました。All I Ask of Youは初日の方がラブソングしてました。やはりファントムとの恋愛要素はなし。父とも重ねない。あくまで「音楽の天使」だと思ってる。
The Point of No Return「わたし焼き尽くす」で入れ替わりに気付いて動揺してた。役者さんによって気づくタイミングが変わりますが岩城クリスはとてもわかりやすいですね。
要素を加えてくのは上手だけど引き算した演技ができないタイプかな?

鈴木りょーたラウル

りょーたの演じる役の中ではラウルが一番好きです。
いつ見ても安定してるのでとても安心して見れる。マスカレードの肩リフトも何度見ても良い。クリスのピンクのドレスはひときわ目を惹くのでふわっと高さが出る動きが強調されますね。 なんとなくセリフの声が低めでしたが2幕は耳が慣れたのかわからないけど気になりませんでした。

一緒に行った同僚に感想を聞いてみた

一緒に行った同僚にブログ用の感想お願いしたら絵文字多用してくれたのでツイッターで代理投稿して再現してみました。

楽しんでもらえて誘った甲斐がありました!
ラウルよりファントムよりで見ちゃうのわかる。「醜く歪んだ顔っていうけどイケメンだからぜんぜんイケるわ」という発言は同意しかない。

終演後

終演後に隣の方に話しかけられました。「17年前に見たときと印象が違うところがあるんですが何か変わってますか?」17年前の記憶があるのがすごい。「去年の横浜公演から新演出になりましたよ」墓場にてはファントムとクリスが2人で歌っていましたが新演出でラウルが加わり3人になっていたり、ほかにもコーラスが増えたりと色々変わっています。どのへんに違和感があったのか聞いておけばよかった。

新演出だとクリスとファントムが2人で歌っていたところにコーラスが入るようになって、入り込めない2人の世界みたいな感じが弱まったように感じます。岩城クリスが地に足つけて生きてるポジティブので余計にそう思うのかな。

明日は3回目です!今度はメイン3人以外の感想も書きたいです。
新静岡セノバでのオペラ座コラボブースについては次の記事で。

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劇団四季オペラ座の怪人 静岡公演初日に行きました

初日おめでとうございます!!静岡県民が待ちに待ったオペラ座静岡公演の開幕です。さっそく観に行ってきました。

静岡公演の会場 

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静岡市民文化会館大ホールのとなりにあるロビー棟のカフェもオペラ座仕様になっていました!駅側から来ると大ホール入り口を通り過ぎ、突き当る手前にロビーへの入り口があります。

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静岡公演1回目の文字に胸が高鳴ります!駅側から来ると大ホール入口の手前の柱です。

壁沿いに招待客用のハガキの引換所がずらりと並んでいました。

静岡市民文化会館の大ホールの段差など

段差が始まるのは7列目から。1列ごとに段差があります。6列目まではフラット。オペラ座の怪人は2列つぶしていて3列目が最前列です。31番がセンター。通路を挟んで21列目から段差が高くなり人の頭が邪魔にならずお子様も見やすいです。
壁側は照明があたって舞台に集中しづらいのでサイドのA席はおすすめしません。後方しかなくてもS席センターよりの座席が全体が見渡せていいです。後方A席と2階席しかなかった場合はどちらでもいいのでセンターに近い席を選びましょう。
2階席は実質4階と高さがありステージを見下ろす形になります。オペラ座は役者がステージ上で高い場所にいることがほとんどないので問題ないです。客席が明るいせいか2階席でも双眼鏡を使えば細かいところが見えるようになりました。CATSぶりの2階席でしたが暗くて見えないということはありませんでした。
2階1列目は身長が低い方は手すりが邪魔になるので避けましょう。156センチの私は見えなくてイライラしました。

トイレ

女性用トイレは上手側(座席番号の数字が大きい側)のドアからの方が近いです。列が伸びて3列目になると下手側から回った方が早いですが、そこまでくると外出した方が早いかもしれません。入口を出て右手側に進むとロビー棟入口があります。各階にトイレがありますが個室は2つ程度と少ないです。地元民が増えるとロビー棟に来る人が増えて大ホールに並んだ方が早い場合もありました。

なお2階席へは階段を4階分上がる必要があり個室も少ないので1階席後方の方も1階へ降りる事をおすすめします。

 

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窓の広告の裏にキャストボードがあります。有名なマスカレードのシーンですね。CMにも使われています。

キャスト

2018年7月21日(昼)公演  静岡市民文化会館 大ホール

オペラ座の怪人 佐野正幸
クリスティーヌ・ダーエ 岩城あさみ
ラウル・シャニュイ子爵 鈴木涼太
カルロッタ・ジュディチェルリ 河村 彩
メグ・ジリー 小川美緒
マダム・ジリー 早水小夜子
ムッシュー・アンドレ 増田守人
ムッシュー・フィルマン 青木 朗
ウバルド・ピアンジ 山口泰伸
ブケー 田辺 容

【男性アンサンブル】
髙橋祐樹・飯泉佳一・深見正博・中村 伝・村田慶介・石川敦貴・新井 克・松永隆志・日浦眞矩

【女性アンサンブル】
熊埜御堂ゆかり・大中ゆかり・時枝里好・潮﨑亜耶・近藤きらら・徳山稚子・堀内 恵・森 真琴・羽田沙織・石橋杏実・岩本有花・髙田直美

昨日のゲネプロが岩城さんだったので初日は苫田さんかなと思ったら。静岡は岩城さん推しなのでしょうか。2016年のウエストサイド物語のマリアデビューも静岡でしたね。

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感想(ネタバレあり)

岩城クリス

初見です。クリスのメイクの関係か少し顎を上げると苫ちゃんに似てる。遠目から顔だけ見ると一瞬錯覚を起こしました。WSSのマリアの頃よりフェイスラインがすっきりしてます。
山本紗衣ちゃんは動きがバタバタしてるからマリアはいいけどクリスはちょっとねと友達が言っていた意味がわかった。岩城クリスはおしとやかで綺麗でした。歌声も透明感があって素晴らしい。高音ものびやか。10代の少女らしさがよく出ていました。(でも白いクリス衣装の紗衣ちゃんのビジュアルがとても好みなんです!)

新演出でデビューしただけあって旧演出のぼんやりしたお人形さんらしさが全くない。圧倒的に闇が薄い!冒頭は少しぼんやりしていたけど意思がはっきりして感情豊か。ラウルと再会してキラキラ輝きだした。とてもヒロインらしいクリスティーヌでした。
でも亡くなった父の面影をどこかで探しているような所はなくて「墓場にて」が唐突になっていました。普段はいきいきとしていてもひとりの時はふと父の事を考えてるような隙が欲しいですね。マリアはお上品すぎて違和感があったけどクリスははまり役でした。
そっとラウルとの恋を育むのが可愛かったです。きちんと意思表示ができるけど怪人を恐れる弱さもあって、そこにラウルが寄り添ってくれるから立ち向かえる。彼が手を引いてくれる時もあるけど、手を取り合い前に進む。歌詞通りのすてきな関係でした。
命を狙われるような大きな出来事はあるけどそこで燃え上る恋じゃなくて、お互いを思いやりながら歩み寄り、屋上で愛を確信したんだなと思いました。

屋上のシーンって有名な曲なのに退屈な印象だったんですがAll I ask of youがラブソングとして聞けたので驚きました。

旧演出のクリスはいつもどこか夢見ているような少女で、怪人に父への面影を重ね恋愛感情に似たなにかを持っていて、ラウルという現実とファントムという夢の間を行き来してたと思うんです。怪人を慕う危うさこそ魅力のひとつだったのに、新演出はそれがまったく感じられなくなって悲しい。最後に夜の闇は去り悪夢から目覚めるからラウルという光が輝くのに1幕から目が覚めていてはつまらないです。

神永ラウルだと(というか神永君はだいたい)燃えるような情熱的大恋愛なのでファントムと恋愛ごっこする余裕がないのかなと思ってました。光田ラウルは幼馴染がいい感じに育ってたので隣に置いておこうって温度の低い関係性に見えたのでファントムの入り込む隙があるのにおかしいと思ってしまうんです。それが岩城クリスりょーたラウルだと良い恋愛をしてるので怪人が入り込む隙もない。でも隙が欲しい。おしいもうちょっと!という感じでした。

 

鈴木ラウル

横浜公演で神永・光田と若返ったラウルですがここにきて鈴木涼太です。地元ですからね。でも静岡の前の京都でもりょーたとざーだったのでわかってたよ!(笑)ということはスーパーバイザー北澤ラウルが静岡でも見れる可能性はあるんですよね。ざーの顔が好きなので期待しております。
マスカレードで肩リフトしてくれました!高さが出て華やかでいいですよね!ここだけで100点満点です。見れて良かった幸せ。
クリスが好きだ、守ってあげたいと愛に溢れたお兄さん系でした。岩城クリスがフレッシュで張りのある娘さんなので年上の包み込むような優しさが感じられました。苫ちゃんと組むと対等だけど岩城さんだと抱き寄せるようでたいへん良い。

 

佐野ファントム

静岡なのでやはり佐野さんがメインですね。歌い方が横浜とも広島とも違う印象。暑い日が続いてお疲れなのか高音がいつもより細く頼りないです。最初演技かと思ったんですが発声の切り替えに違和感があったりで佐野さんの声なんだよね?って考えてしまいました。横浜のイメージで行くとあれっとなるかも。と思ったけど横浜の時も「佐野さんて感じしない」って書いてた。ビーストの声が染みついてファントムに慣れないだけなのかも。でも支配人のオフィスはイメージ通りの佐野さんボイスでした…。いつ歌い方を変えたんでしょう。

これまで「我が愛は終わりぬ~」に全体のピークを持ってきてたと思うんですが岩城クリスの演技の影響か「仮面に隠れて生きてきた~」あたりが一番胸が締め付けられました。ちょっとの違いだけどこれがきつい。横浜はさらっとして少し物足りなさがあって観劇直後は「良かった!見足りないチケット増やす!!」となったんですが、今日は「そうか。そうだね」と100ぴったりに収まった感じでした。横浜はなだらかに伸びてスッと引いて終わる。今日は振れ幅がありながら到達点でピタッと止まる感じ。

なんとなくなんですが、初日なのに不思議と終わりを感じさせるカーテンコールでした。佐野ファントムが見れるのは終わりに近づいてるなって気持ちも、浅利先生への別れも初日の高揚に隠し切れなかった。観客も純粋な興奮と喜びで拍手を送った人だけじゃない。苦しみはないけど、静かに遠くへ行ってしまう寂しさ、交代の時期がきたんだなと思いました。

 

河村カルロッタ

今日もカーラはかわいい。「この役降りますわ」からセリフが変わってしまってさみしい。怒った顔もかわいいけどおだてられて乗せられた顔もかわいい。歌も絶好調でした。 

ドンファンでピアンジが象に乗るところで鞭男とのアイコンタクトしてたんですが、恋してる乙女の瞳でこういう表情しちゃうか~と思いました(笑)でもピアンジと支配人たちに甘やかされてる顔も好きです。どっちも魅力的でした。

増田アンドレ青木フィルマン

増田アンドレの安定のオペラ大好きっぷりは何度見てもいいですね。カーラに1曲頼むところ大好きです。かまってもらって大喜びしてるのよくわかるし羨ましい。動きが細かい。私も河村カーラにかまってもらいたい。

美女と野獣コッグスワースぶりかもしれない青木さん。今日はまだ追う余裕がなかったので次回しっかり見たいです。

 

 

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お花が飾られていて初日らしくていいですね!赤を基調にユリやダリアが多めで夏らしさがありました。

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ここ静岡も毎日34度とうだるような暑い日が続いていますが、キャスト・スタッフの方々および観劇予定のみなさまが元気に9月17日の千秋楽を迎えられますようにお祈り申し上げます。浅利先生が去って初めて迎える地方公演ですがどうか天国の先生も納得できるような素晴らしいものになりますように。そして次につながりますように。ひとりのファンとして応援してゆきたいと思います。

来週も楽しみです。

 

感想とイベントレポート毎週更新中
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