舞台オタはマイルで遠征する

Wicked観劇遠征のために陸マイラーになった舞台オタク。ウィキッドの映画をアメリカの公開初日に見たくて妄想中。

ぴょん落ちした舞台オタがアイスショーに行きました

オリンピックで宇野昌磨さんのファンになったなーぽんです!殴り書き感想だよ!

 

ショーマチカ可愛い天使!!でも劇団四季オタクで手一杯!これ以上推しは増やせないからフィギュアスケートは絶対お茶の間でテレビ観戦!!と決めたのですが早くもアイスショーに行くことになりました。行動力のある気前の良いちょろいオタクが私のモットーなので仕方がないね。

木下グループpresents スターズ・オン・アイス2018 -STARS ON ICE JAPAN TOUR 2018-

 

行ったのはスターズ・オン・アイスというアイスショー。フィギュアスケートを見るのは初めて。12年前にCMを見て「行きたいな、でもひとりじゃ不安だしチケット代も高いから諦めよう」ってやめたんです。その後舞台オタクになった今の私は「SS席24,000円?こんなもんでしょ」ととらえたので慣れって恐ろしいなあと思いました。海外遠征するより安いって考えるとホイホイ買えちゃう。座席を見比べて19,000円のS席をポチりました。大阪公演見た初アイスショー組が実質無料って言ってたし大丈夫だろ。

レポでもなくてただの感想日記なのでアイスショーとはなんぞやみたいな説明は省きます!というか私も知らない!エキシビションみたいなやつだったよ!!

 

チケットを買う前に公式サイトを見た。出演者が名前知ってるけど滑ってるのちゃんと見たことないなぁって方が3割ぐらい。12年前は男子も女子も見てたけどだんだん見なくなって去年ユーリオンアイスにハマって久しぶりにテレビの前に正座して男子の試合を見た程度の知識です。

ショーマを生で見るのが目的だけど正直何にも知らないんです。織田くんのほうがまだ見てるしプルシェンコは良く知ってます。ちなみに当時好きだったのはスルツカヤ選手。死の舞踏がかっこよすぎて死んだ。すき。すき。

 

大阪公演の話を聞いてから横浜公演4/7夜を買いました。追加公演だったからか「お席に余裕がございます」状態。SS席もS席も残ってました。満員御礼もいいけど1週間前に行きたいと思った人が買えるのは嬉しい。

 

前日からドキドキ。どうしよう明日はついに生ショーマだやばいやばいしぬ!寝れない!胸がいっぱいでごはんが喉を通らない苦しいやばいむり。なにやるのかなやっぱしゆあげ?冬も見たいけどしゆあげかなー。楽しみだなー。

 

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プルシェンコのニジンスキーが見れた!!!

これが!!!あの!!!!ニジンスキー!!!!!!!!オーラがやばい。もう皇帝って呼ばれてる意味がわかる。感動と興奮のキャパオーバーで手が動かなくて拍手できない!!!反応薄い人みたくなってるけど違うんですよ死にそうなの!!!!!10代の頃の私見てる!???あなたプルシェンコを生で見てるのよ!!しっかり見て!!
思い出したら涙が出てきた。嬉しい。ありがたみが限界を超えた。意味がわからないしぬ。仰げば尊死。神さまありがとう。
ついに夢が叶うのね〜♪

 

ショーマさん

出てきたときの衣装でしゆあげだと思ったら聞いたことない曲が流れてきた。ぴょん落ちド新規には難しかった。this townていつ滑ってるの。。。曲を知らないと自分の感情が入っていかない事が多いので予習が必要だった。
生で見る宇野昌磨は大きな湖のようだと感じた。穏やかな水面は鏡のように世界を映し出す。テレビで見てた時から静かな演技だなと思ってたけどもっと落ち着いてた。集中力が桁違い。邪念がなく真っ直ぐに氷と向き合ってた。
もうショーマチカなんてちゃんづけで呼ばない。ショーマさん。
きっとあの演技を理解するのに私には足りたいものがある。でもそれが何かまだわからない。音楽センスと豊かな表現力は天才的だと初めて見たときから思ってた。指先まで使った洗練された美しさ。動きのひとつひとつに無駄がない。
役を生きる役者は片手で数えるほどしか見たことない、集中しきれない役者はたくさん見てきた。でも彼は役に入って演じる事を選ばずに音楽に寄り添って氷の上に存在してる。素敵だな好きだなとは思うけどその良さを言語化するのは難しい。
私はミュージカルをよく見るけど英語だったり日本語だったり何かしら言葉で伝わるものがある。もとが英語で日本語翻訳したときにメロディーの関係上どうしても全部は訳しきれない。抜け落ちるものも多い。英語をきちんと理解して見ればいいのかと思うけどドイツ語のミュージカルもあるしなんならライオンキングはズールー語だ。ちゃんと翻訳されてももっと言語や文化の根底にある考え方や価値観が違えば共感できない事も多い。でも歌詞ではなく音楽そのものを表現したとき齟齬は無くなるのかも知れない。ずっと悩まされてた問題の解決の糸口が見つかったような気がした。

 

海龍ユーリオンアイス

ありがとうございますありがとうございますありがとうございます!!!!!アニメのユーリで自分がフィギュアスケート好きだった事を思い出してまた見るようになったの。その曲を現役選手が滑ってくれることが嬉しい。オリンピックまで連れて行ってくれた。本当に須崎海羽さん木原龍一さんのペアにはいくら感謝しても足りないです。ありがとうございました。
最初はなんでペアでこの曲にしたんだろうと思ったし当然構成も違うからこんなもんかと見てたんだけどどんどん完成度が高くなっていくのに驚きました。コピーじゃなくちゃんと自分たちの中に落とし込んで作品を作り上げてくれてありがとう。ピアノの音と氷を滑る音が混ざり合って美しく調和してた。
泣きすぎてよく見えなかったからもう一度見たい!!多分次も泣くけど。あの衣装で出てきた瞬間涙、曲がかかったらまた涙涙でした。
ひとつの舞台を初日から千穐楽まで追った時ここが良くなった解釈が変わったって色々な変化に気づけるけど、フィギュアをそういう目線で見たことはなかったから新鮮だった。思い入れの深い曲を誰かが滑るってこともなかった。たくさんの新しい発見があってたいへん良い1年だった。

 

合わないなと思ったこと

同じ作品を何度も見れない。これに尽きる。アイスショーは毎日やってない。小劇場系を経て劇団四季にハマった要因がこれ。アラジンやノートルダムの鐘だと満席続きだったりするけど、一番後ろでもいいから追加で見たいと思ったらちゃんとチケットが取れる。ロングランだから今週見たあとに来週と1ヶ月後と2ヶ月後も見る事もできる。キャストは週替わりなのにどのタイミングで誰が出るかわからないので贔屓の役者がいると大変なんだけど、でも本気でチケット探したら見れないということはない。素晴らしい。推しが見れるの最高。好きなものはお金を出して何度でも生で見たい。

 

(今回に限るのかも知れないけど)会場の雰囲気があまり良いと思えなかった。オープニングでどう考えても手拍子するところなのに周りが静かだからこの後なにかあるのかとか考えてしまった。
スケーターがジャンプなど技を決めた時の反応が薄い。テレビで見る試合は盛り上がってるからそのイメージのまま来たのに冷めた空気にがっかりした。でも全員に対してではなくて多分推しが来たら全力で応援してるんだよ。そこが嫌。誰に対してもある程度は拍手や声援を送ってほしい。

後ろの親子がうるさい。暗転したタイミングで感想を言うのはまあわかる。でも演技中に関係ない話するのやめて。エキシビションの解説で試合の振り返りされるのもやだけどあんな感じだった。ここは茶の間ではない。席が悪かった。
と思ったけどアイスショーはお話ししながら見ていいものなんでしょうか?舞台オタなので(日本国内で)演技中にごちゃごちゃ騒ぐな幕が上がったら一言も喋るな彼氏の肩にもたれかかるな見えないんだよ!!って認識だった。一般的に喋りながら楽しむものなら申し訳ない。

群舞がまとまりがない。一緒に滑ってるだけで群舞ではないのかな。でもお金を取ったショーなのにともやもやした。

 

まとめ

推しがそこにいる。
それだけで本当にありがたいなと改めて感じた。